建築物の火災の恐怖・煙とガスからの脱却のススメ

 

火災での死亡事故は毎日の様にニュースを騒がせております。

防耐火も耐震が決められている建築基準法に遵守しても、火災が起きると死亡事故につながる事が多いのは、やはり煙とガスによると言われています。火が燃えうつらなく煙やガスを抑える事が出来れば、人の命と財産は守られます。

 

株式会社アサノ不燃 真柄幸男が教える何故、火災時には煙ガスが多くでるのか?

 

建築物の火災安全性は建築基準法で定めされています。昭和25年に都市建築の不燃化の促進のための法律が出来ました。

 

木造から鉄筋コンクリートや木造構造も石膏ボードなどの不燃材料で覆う事で建物が燃える事を抑制したり、火が大きくになる時間を延ばすなどの建材を使うなどの対策が行われました。

 

しかし、建物への対応はありますが、家具などの生活インテリア品は化石資源が使われる比率と共に煙ガスを多く出すようになりました。

 

 

煙ガスが火災時の蔓延するまえに、避難ができるだろうか?

 

 

 

昨年暮れに大宮市の商業ビルでの火災でも避難出来ず亡くなられて方がいたニュースは耳に新しいです。

煙にまかれると避難が容易でなくなる事例かと思います。

 

煙は下から上に上がる事が普通です。火もまた上に上がります。人は煙に追われて火が上がって来る先に逃げると言われます。その前に煙ガスが倒れる事になると言われています。

 

どうする事が火災から財産や命を守れることになるのか。

 

 

 

これからは建築基準法や消防法を最低基準として、法律に規制されていない情報を、各個人が入手していく事をお勧めします。

木の国日本は木材の活用が古代から多く行われていました。ただ木材は火災に弱いと言う事で学校なども鉄筋コンクリートになり、化学素材の建材が多く使われています。

 

但し、平成22年に『公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律』が施行され、また木材を活用する事になりました。

 

 

 

 

本来木材は燃えにくいものですが、燃えだすと大火災につながります。

それでは木を燃えないように、また煙ガスが出ないようにすればよいのではと、㈱アサノ不燃が燃えない木材を開発しました。

 

この様に新たな技術で本来燃えるものを燃えにくく煙ガスが出ないようにする。

その情報を元に燃えにくく材料を選別していく事がこれからの消費者に求められる目だと思います。

キッチンや家具など昨今はデザインの優れたものが多いです。

 

でも素材としては、表面生地が化繊なのか?(綿や毛は火がつきにくい)また内部の材料はパーティクルボード(木チップを固めた板材)やMDF(木粉などを固めて板材)が多く使われているとそれは多くの接着材で固められており、火災時はたき火以上に燃え上がるようです。

 

消費者がこの様な知識が必要になってきます。

 

火災の恐怖・煙とガスから自身を守るため消費者が選ぶ事が出来る基準作りが必要。

 

 

一般社団法人都市防災不燃化協会が4年まえに設立をされました。

 

「天然の木材はそのままでは可燃物であり、現在の建築法規では用途範囲が制限され、思うように使用できません。

このため、当協会の目的は、火災から人の命を守るため、建築に必要な構造材及び内装材を含む各種木材、【人にやさしい木の文化】の再興と、その活動を支援する事です。」

 

として、当協会は、人の命を第一に考え【人にやさしい木の文化】を取り戻し、木造建築物の新たな発展を目指しました。

 

「それにより、日本の森林資源を有効活用する道が開け、日本各地の山林の間伐が産業化され、地方経済活性化の一助となる。

これらを実現するために、当協会の重要な役割は、不燃化商品が本当に不燃化しているのかを検証・確認し、安心して消費者に不燃化製品を利用して頂けるようする事だと考えています」

 

これらを達成するために一つとして内装・インテリアの防火の問題は議論されるべき時

期に来ていると考えています。

 

これからは、民間レベルでの基準も考えなければならないと言う事です。

インテリアには多くの素材が使われます。その素材や商品の防火性に関しても、トータルで考える必要が出てくるかと思います。

 

火災時の避難時間を作る事は重要です。その時間を延ばすのか、むしろ非難をする必要

も無いように可燃物無くしていける事が望ましいでしょう。

 

大震災が起きた時に避難がスムーズに行くのか、むしろ室内にいる方が安全なのかなどの議論も重要になってきます。それにはインテリアの各素材の防炎性能を消費者が理解できるような仕組み作りが必要です。

 

一般社団法人都市防災不燃化協会では内装・インテリア材の防火性能の評価と認証の規準化を進めております。

 

 

今回の提言は火災の煙ガスからの恐怖からどうすれば良いかと言う話でしたが、具体的結論になってはいません。

日本には昔ながらの街並みも有れば、寺院仏閣となどの素晴らしい文化があります。

 

これからの日本はこうした文化のレガシーをベースとして作り上げていく必要があります。

そこにはすべては作り換えるのではなく、いかに技術を持って安心と安全も盛りもめるかになります。

その考えの元に今後は素材や製品個々の特性も提言に入れて行きたいと考えております。

 

 

自宅を不燃化したい方はリンクよりお問い合わせください

    

  • 株式会社アサノ不燃 真柄幸男
    株式会社アサノ不燃 真柄幸男

    真柄幸男(まがらゆきお)

    株式会社アサノ不燃 専務取締役

    http://funen.jp/

     

    1956年金沢市生まれ

    2015~ (一社)都市防災不燃化協会 理事

    2016~ (一社)都市防災不燃化協会不燃木材研究委員会 委員長

    2016~ 防災不燃木材連絡協議会 副会長

    2017~ 農業水産大臣/経済産業大臣許可 不燃化技術研究組合 専務理事